独白
夫(家業)を支えなきゃ…
なんて思ってやってきたつもりだけど、
ブログにもそんな書き方をしてきたけれど…
本当は、自分一人で生活していくことが苦労だろうし、
めんどくさいし…
自分が人生の責任をとることからの逃げだったんだろうな。と…。
思う。
<夫(家業)を支えなきゃ…>なんて。
それは大義名分で。
本当は、夫に寄りかかっていた方が楽できたから。
本当は、もう20代の頃からわかっていた。
…夫と仲がいいわけではない。
それでも、こうしてきたのは
自分の意地だったのかも。
初めて付き合った人と結婚。
付き合ってもう30年近くになる。
自分が惚れて一緒になった。
仕事よりも、何よりも、夫が優先だった。
夫との離婚は、自分の選択してきた人生の否定になる…。
そんな気がして、…意地があった。
夫はどうだったんだろう?
夫は、私を束縛したけれど、
それは、私を。というより、
王様気質として、寄ってくる私を支配したかっただけだと思う。
私は、それを夫の愛情と思っていた。
夫は、時々口にする。
「もう、お前とは別れたいんだよ。」って。
「離婚したい。」って。
夫は、自分の思うようにならないと、
すぐに、
「だってしょうがないじゃん。」と言って、
片づけようとする。
これまで自分が主張してきたことを、
「だってしょうがないじゃん。」
の一言で、いつも簡単にあっけなくくつがえす。
だから、夫が「離婚」と言っても、
翌日にはケロッとして、私にいろいろ頼ってくるので、
毎度のこと…と思ってやり過ごしてきた。
我慢しなくちゃ。と思ってきた。
でも…もう…
それは、夫の本音なんだと
最近、思うようになった。
夫だって我慢しているのだろう。
私も、自分の都合の良いように
物事をとらえるのには限界だ。
私が夫の働きに頼って生きて行こうとしている限り、
この状況は、
延々と変わらないのかもしれない。
「離婚」
一人で生きていくことに、
自信がなくて、避けているだけ。
「おはよう」も「ありがとう」もない生活。
毎日、
「お前のせいだ」と
お互いに言いつづける生活。
これでは、もうやっていけないだろう。
それでも、
なんとかがんばろう。と思っていた。
夫はよくやってくれているので、
感謝してやっていかなくては…と。
夫が「離婚」といっても…
自分が「離婚」を強く考えても…
それは、逃げだと思っていた。
離婚はしない。という選択。
でも、それは、家業のためでなく、
自分の楽のためだったのだ。
そんなこと、もうとっくにわかっていたくせに…。