下衆の勘繰り
とにかく、
「息子夫婦(夫とワタシ)には、ここを譲りたくない。」
という一心で、自分の権利を主張し、
競売の申し立てをした。
当然、法的な自分の権利が強いので、
競売なり、
任意売却なり、
さほど苦もなく、ここを第三者に売ることになると思っていた。
息子(夫)に、資力がないこともわかっていたから。
「融資がおりるわけがない。」
「お金が支払えなければ、ここを売却するしかないわけだ。」
ところが、息子が融資をとりつけてきた。
「買取る」という息子の意見を、
裁判所も尊重する。
義母にとって、思わぬ方向だ。
実兄や、自分の弁護士にも説得され、
息子にゆずらざるを得ない状況になってきた。
納得はいかないが、
和解の方向に話をすすめなくてはならなさそうだ。
こうなったら、譲るのは仕方がないのかもしれない…。
となれば、金額だ。
自分が3年前にとった見積もりでは、
6000万という価格もついていた。
それ以下になったとしても、
残債をひいて、
自分の手元に1500万~1800万は入るはず。
次男には、その半分800万程度入るだろう。
二人で約2500万ぐらいには…。
ところが実際は、
自分に約1300万
次男に約700万
…計2000万ということで、話が進んでいる…。
一番譲りたくなかったところを譲った上に、
さらに、金額も想定以下である。
…………… 。
これでは…納得がいかず…和解という返答ができない…
というのが、義母の状況なんだと思います。
下衆の勘繰り…。