売家にするために…思いだしたこと。
売れるかどうかはわからなくても、
家の中にある家財道具を出さなくてはなりません。
前住人の持ち物が何もなくなった空き家を、
家探ししている方に見てもらうのがベスト。
ただ、新しい住まいに引っ越してから家を売ることのできる人なんて
そんなにたくさんいるのでしょうか?
12月いっぱいは、もし家を見たい…という人が現れたら、
物であふれたままの家を見せることになりました…。
不動産屋さんが、一応お客さんの色を見て、
家の中まで案内するかどうか判断してくれるそうです。
この人はあまりこだわらなさそうな人だ…とか、
この人は、綺麗好きそうだから、中を見せるはまだやめておこう…とか、
きめるんですかね?
自分も、今の家を買う前に、中古物件なども探したので、
まだ人の住んでいる家を何軒か見に行ったことがあります。
どの家も、やっぱりモノが多くて、生活臭あふれていたな~。
でも、自分は全然気にならなかった。
むしろ、人の家にお邪魔するドキドキ感があって楽しかった。
そのうちの1軒に、今の自分と同じぐらいの歳の
奥さんがいたことを思い出します。
その時は、はるかに自分より「おばさん」と思ったけれど、
今となっては、現在の自分が、その時そこにいたんだと思う。
「自宅を売る…」という行為に、どこか物悲しさをその時感じたことも、
同時に、今ありありと思い出しました。
もしかしたら、そのおばさんは、実は大金持ちで、引っ越し先は
今以上にお金をかけた立派な新居だったのかもしれない…。
あるいは、遠方に引っ越すことになったとか、
親と同居することになったとか…。
いろんな事情を憶測したけれど、
なぜか、
引っ越しは晴れやかな理由ではなく、
なんとなく薄暗いような理由ではないかと
感じたのは、
その散らかった家の中のせいだったと、
今、はっきりとわかりました。
もし、きれいに片付いた家であったら、
きっと、そんな物悲しい印象は受けなかったと思う。
部屋は、やはり綺麗に片付いてないといけないんだ…。